出発準備編

フランス留学プログラム選びについて

• フランスに留学したいけれど、何から始めたらよいかわかりません
  まずは当社の無料個別ガイダンスにお申し込みください。ガイダンスではフランス留学経験があるカウンセラーが、ご希望をうかがいながら丁寧にアドバイスさせていただきます。また、過去に留学された方々のアンケートもご覧いただけますので、現地での生活を具体的にイメージしながら、都市や学校をお選びいただけます。遠方の方にはお電話、Zoomやメールでのガイダンスも承っております。現地スタッフがガイダンスに参加し、現地の様子をお伝えすることもできます。
• フランス語が話せなくてもフランス留学できますか？
  ほとんどの語学学校で入門クラスがありますので、初心者の方でも留学可能です。ただし、私立語学学校は入門クラスの開講日が指定されていることが多いので、日程を事前に確認し、スケジュールを立てるようにしましょう。大学付属語学学校はいくつかの学校を除き入門レベルからクラスがあります。また、フランス語を少しでも日本で学んでおくと、現地の生活にスムーズに入れるので、ＮＨＫラジオやテレビのフランス語講座の活用、語学学校への通学も考えましょう。日仏文化協会（東京・大阪）でもフランス語会話講座の通学・オンラインレッスンをご案内しております。
• フランスの語学学校や滞在先に年齢制限はありますか？
  私立語学学校の一般フランス語コースは、16歳か18歳以上から受講可能という学校が多いです。大学付属語学学校は18歳以上で高校卒業資格が必要です（一部の国立大学付属語学学校では、大学入学資格が必要です）。学生寮などの寮は年齢制限が設けられていることが多く、またパリは競争率も高いため年齢制限が低めに設定されているようです。詳細はお問い合わせください。
• 学校はどうやって決めればいいでしょうか？
  学校には私立語学学校と大学付属語学学校があります。一般的に私立語学学校は少人数制で会話重視。毎週月曜日入校可能でスケジュールも組みやすいです。大学付属語学学校は1年が2学期に分かれている場合が多く、秋（9月または10月）と春（1月または2月）にコースが開始されます。私立と比べると1クラス当たりの生徒数が多めで、文法や読解をしっかり学ぶことを重視しています。選択科目として歴史や文化、商業フランス語が学べるコースがあるのも魅力です。また、学校の特色や授業内容のみでなく、歴史ある地方都市、大都市パリ、南仏リゾート地など地域の違いも考慮しましょう。
• ホストファミリーはどうやって決まりますか？リクエストはできますか？
  ホストファミリーは、都市により日仏文化協会が長年お付き合いを育んだステイ先からお選びいただく場合と、学校が提携している滞在先をご紹介する場合があります。日仏文化協会や学校の選出基準をクリアした家庭なので質が保証されているというのは大前提ですが、一人暮らしのお宅もあれば大家族もあり、定年後のご夫婦もいれば、共働きやシングルマザーのご家庭もありと家族構成はさまざまです。通学時間や生活スタイルなど、希望が通らないリクエストもありますので、あらかじめご了承ください。

申し込みについて

• いつ頃申し込めばいいでしょうか？(ビザが必要な91日以上のプログラムの場合)
  原則としては出発100日前までですが、ビザ申請準備もあるので、余裕をもって計画を立てましょう。一部の大学付属語学学校では登録締め切り日があります。寮も定員になるのが早いため、詳細はお問い合わせください。
• 申し込みはどのようにすればよいですか？(ビザが必要な91日以上のプログラムの場合)
  ｢2025-2026フランス総合ガイド｣がお手元にない方はこちらよりお取り寄せください。

  1. 参加申込書（同ガイドP117）
  2. ビザ取得に関わる重要事項説明書（同ガイドP118）
  3. パスポートのコピー（顔写真のあるページ。パスポートの残存有効期間についてはこちら）
  4. 証明写真5枚（4.5cm×3.5cm、スピード写真可、カラー、背景は白地）
  5. 最終学歴の卒業証明書もしくは在学証明書（英文または仏文）
  6. 戸籍抄本（こせきしょうほん）

  上記の必要書類をご郵送の上、参加申込金を指定口座にお振込みください。必要書類の提出とご入金が当社で確認でき次第、学校登録等の手続きを開始いたします。
• 申込書類が一度に全部用意できないのですが、どうしたらよいでしょうか？
  まず、①参加申込書（総合ガイドP117）、②ビザ取得に関わる重要事項説明書（同ガイドP118）と準備ができた書類を先にお送りください。書類を取り寄せ中、パスポートを取得・更新中の場合は、その旨お知らせください。入手次第、書類を画像またはスキャンデータ（PDFファイル）でメール送信の上、原本を郵送でお送りください。
• 出発までの流れを教えてください。
  フランス総合ガイドP114掲載のプログラム申込手順にそってお申し込みください。申し込みが確認でき次第、申込確認書および残金請求書などの書類をお送りするとともに、学校登録や滞在先の手配を開始します。これと並行して、ビザ申請の準備とフライトの確定までサポートいたします。ご出発約２週間前に現地到着後のスケジュールやフランス滞在中の担当現地スタッフの連絡先などを記載した最終書類をお送りいたします。申し込みから出発までは、随時ご留学に関するご質問に丁寧にお答えいたします。また、留学プログラムには含まれていない航空チケットや海外旅行保険加入についてもご相談いただけますのでご安心ください。
• 費用はいつごろまでに支払えばよいのでしょうか？
  お申し込みの際に申込金として20万円（一部の研修校と滞在スタイルを選択の場合は30万円）をお振込みいただきます。申込金のご入金と申込書類の受領が確認とれ次第、申込金を差し引いた残金のご請求書をお送りいたします(一部の研修校および滞在スタイルでは中間金を申し受ける場合がございます)。お振込み期限は請求書に記載されます。通常、プログラム開始から90日前までのお振り込み期日をご案内していますが、お申込日がプログラム開始日より90日前を切っている場合はその限りではありません。
• 出発日や帰国日は自分で決められますか？
  滞在先によって入居可能日が異なりますので、随時ご案内しております。また取得されるビザには有効期限があるため、そちらもご考慮いただくことになりますが、コース開始日程より1〜2週間前に現地到着することは可能です。
• 航空券の購入はどうすればいいでしょう？
  ご留学のプランにより、チケットの種類や現地で送迎サポートがスムーズに受けられるよう到着の時間帯をご案内し、航空券手配についてアドバイスいたします。また、ご希望の方には提携旅行会社をご紹介します。
• 申し込み後に出発時期を変更することはできますか？(ビザが必要な91日以上のプログラムの場合)
  留学プログラム開始以前に、お客様の都合で留学プログラムの申込内容を変更したり、取り消される場合は、規定の変更・取り消し手数料を申し受けます。ただし、お申し込みを取り消したお客様がそのプログラム開始日より1年以内に開始される別のプログラムを申し込まれる場合は、お支払いになった取り消し手数料のうちの申込金相当額をそのプログラム費用の一部として充当することができます。

パスポートについて

• パスポートの残存有効期間について教えてください。
  フランスへ渡航する場合、シェンゲン協定加盟国出国時に３ヶ月以上※の有効期間が残っている必要があります。
  ※フランス入国日から1年3ヶ月以上が必要となります。

ビザについて

• フランス留学にビザは必要ですか？
  旅行や短期留学など90日以下の滞在であればビザは不要ですが、91日以上の場合はビザの取得が必要です。フランスのビザはいくつかの種類がありますので、留学・滞在目的に合ったビザを申請する必要があり、ガイダンス時にカウンセラーがアドバイスをしプランを作成いたします。
• 学生ビザは留学期間で違いますか？
  学生ビザの場合、フランス移民局（OFII : Office Français de l’Immigration et de l’Intégration）での必要手続きを行うことを前提に、3ヶ月以上・1年以内の滞在のためのいくつかのカテゴリーの長期ビザに対して滞在許可証としての効力を持つ長期ビザが発行されています。 ビザ有効期間以上の滞在を希望する場合、ビザの有効期間失効の2ヶ月前よりフランスの県庁（Préfecture）にて滞在許可証を申請する必要があります。

お金の管理の仕方について

• クレジットカードは必要でしょうか？(ビザが必要な91日以上のプログラムの場合)
  ICチップを搭載したVISAやマスターカードのクレジットカードを持参しましょう。現地での携帯電話の契約手続きのほか、CVEC負担金の支払いや移民局（OFII）のオンライン登録などの行政手続きのオンライン決済にも必要です。利用の際には暗証番号が必要になりますので、確認しておきましょう。
• お金はどうやって持っていけばよいでしょうか？
  お金の持っていき方は、現金、クレジットカード、銀行発行の国際キャッシュカード、プリペイドタイプのトラベルマネーカードの4パターンがあります。それぞれ長所・短所がありますので、組み合わせて使用することをおすすめします。長期間ご留学する場合には、フランスで銀行口座を開設することも可能です（ただし、1年以下のご滞在の場合、開設が不可能な都市もあるので、日仏文化協会から詳細をご案内いたします）。フランスでは、スーパーなどでもデビッドカードの機能がついているキャッシュカード（カルトブルー）で支払いをするのが一般的で、多額の現金は持ち歩きません。万が一のことを考え、持ち歩く現金は少なめにし、複数の財布に分けて管理しましょう。

現地滞在編

到着時

• 空港に到着したら、滞在先までは自分で行くのですか？
  日仏文化協会の日本人現地スタッフが空港にお迎えに上がり、滞在先まで車（タクシー）で同行しますのでご安心ください。空港到着後、パリから地方都市に列車で移動する場合も空港でお出迎えし、列車乗車までお手伝いします。下車駅では、地方都市の現地スタッフがお出迎えいたします。ご希望の方には現地スタッフより日本のご家族様にメールで到着のご連絡を差し上げます。

現地サポートについて

• 現地スタッフはどんな方ですか？
  現地スタッフとは、日仏文化協会の現地在住日本人スタッフです。
• 現地スタッフがいるのはどの都市ですか？
  フランス全土17都市（パリ、トゥール、アンジェ、ナント、ボルドー、トゥールーズ、モンペリエ、ヴィシー、エクサン・プロヴァンス、ニース、グルノーブル、シャンベリー、リヨン、ディジョン、ブザンソン、ストラスブール、リール）に約40名の現地スタッフがおります。
• 現地サポートとは具体的には何ですか？
  長期留学の場合、現地でのサポート内容は、到着時のお出迎えと滞在先までの同行、入居サポート、滞在先到着後の街案内や生活スタートガイド、学校初日の同行サポート、現地での行政手続き関係全般のお手伝い、病気や緊急時の対応などがあげられます。的確なアドバイスや、万が一のトラブルに対する対応の早さは、その土地に住んでいる現地スタッフだからこそできるサポートであると自負しております。
• 初めての留学で、フランスには知り合いもおらず不安です。
  学習上のお悩みやコミュニケーションのとり方など、フランスで生活していく上で疑問に感じたこと、困ったことがあれば何でも現地スタッフにご相談ください！
• 留学中に病気になってしまったときが心配です。
  病気やケガなどの緊急時には、すぐに日仏文化協会の現地スタッフまでご連絡ください。現地スタッフが病院へ同行します。また、日本の担当カウンセラーと連携し、日本のご家族様にも状況を随時ご連絡いたします。
• 語学留学後の進路について相談できますか？
  語学学校の後、現地の大学学部や専門学校への進学を検討する方もいらっしゃいます。日本の担当カウンセラー、現地スタッフにご相談ください。希望する学校の見学やオープンキャンパスへの同行も次年度の留学プログラムを作成し承ります。出願書類などの手続きを確認し、担当カウンセラーと現地スタッフが連携して進学手続きのサポートをいたします。
• 新型コロナウイルス感染のことが心配ですが、サポートはしていただけますか。
  気になる症状がある、検査を受けたいなどといった場合は現地スタッフまでご連絡ください。専門の機関に現地スタッフが電話をします。指定の検査をして陽性という結果が出た場合は、自宅療養か入院ということになりますが、入院の場合は携帯等でスタッフが医師や医療関係者との通訳をいたします。その場合、日本のご家族様にもその都度、状況をお伝えします。また自宅療養などの場合、食料品や日用品など必要なものの依頼を受けスタッフが購入しお届けするなどのサポートも行います。インフルエンザなどの感染症の場合も同様のサポートを行っております。

現地での生活について

• フランスの治安は日本と比べてどうですか？
  残念ながら治安面では少し注意が必要です。とはいえ、日仏文化協会の現地スタッフを含め、現地で暮らしている日本人はたくさんいるので、危険で生活できないということでは全くありません。スリやひったくりのような金目のもの目当ての軽犯罪が多いので、お財布やスマホはきちんとバッグにしまう、人通りの少ない場所は避けるなどの基本的な注意を怠らないことが大切です。また、しつこく狙われてしまった場合は下手に抵抗せず、自分の身を守ることを第一としてください。そのためにも普段から最小限のものしか持ち歩かないようにしましょう。また、万が一被害にあってしまった場合は、すぐに日仏文化協会の現地スタッフまでご連絡ください。
• 携帯電話を使うにはどうしたらよいですか？
  長期でご滞在の場合には携帯電話の長期契約のサービスに加入することが可能です。そのためにはSIMフリーのスマートフォンが必要になるため、ご利用のキャリアでシムロック解除する方法を確認し、SIMフリーの携帯をお持ちください。種類は限定されますが、フランスのSIMを販売している通販サイトもあるので、日本から用意していくことも可能です。
• インターネットは利用できますか？
  ほとんどの語学学校がWi-Fi環境を整備しているので、日本からスマートフォンやタブレット、PCを持参することをおすすめします。Zoom、スカイプ、ライン等を利用した無料通話で日本のご家族やご友人と連絡を取る方も増えています。寮やレジデンスのインターネット環境はそれぞれ異なり、有料の場合もありますが、一般のプロバイダーに申し込むよりお得です。
• フランスに荷物を送ることはできますか？
  長期間でご計画の方は郵送、もしくは国際宅急便などで送ることができます。フランスに荷物が届いた際に通関が難しかったり、関税がかかることもあるので、送り状の書き方などにご注意ください。詳しくは担当カウンセラーにお問い合わせください。
• 薬は日本から持っていくべきでしょうか？
  下記のような薬はフランスでは処方箋が必要となるため、日本から持参なさると便利です。なお、持病がある場合は、事前に担当医にご相談の上、ご出発前に薬などをご準備ください。

  • ものもらいなどに効く抗菌目薬
  • 湿疹、かぶれなどに効くステロイド入り軟膏
  • おでき、傷の化膿止めになる抗生物質入り軟膏

  また、鎮痛剤など普段飲み慣れている薬も日本から持参すると良いでしょう。ただし、薬を飲んでも症状が改善されない場合は、無理せず早めに病院に行きましょう。